2017年1月26日木曜日

【オリンピック弾圧おことわり救援会声明】 1.22 反五輪デモ弾圧に抗議し、不当逮捕されたCさんの即時解放を求める

1.22 反五輪デモ弾圧に抗議し、不当逮捕されたCさんの不当逮捕されたCさんの即時解放を求める
オリンピック弾圧おことわり救援会声明

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おわび : 1月22日のCさん不当逮捕を受け、救援会で以下の抗議声明と救援カンパ要請文を準備していましたが、書いてるあいだに、なんとCさん、1月24日夕方、ぶじ釈放をかちとりました! 前後しますが、逮捕事の状況とその不当性についてまとめましたので、以下に掲載します。
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1月22日、反五輪の会「五輪ファーストおことわり!オリンピックやめろデモ」において、参加者一名が複数の公安警察官によってデモ隊から引きずり出され連行されるという、不当逮捕事件が起こりました。

当日、デモ集合場所の神宮橋ひろばは異様な光景でした。原宿署警備課に加え、赤いベスト姿の警備隊と夥しい数の私服公安警察が、2020東京オリンピック・パラリンピック開催に異議を唱えようと集まった人々を取り囲むようにスタンバイ。凝視しているという、日曜日の原宿駅にあまりにもそぐわない光景に、明治神宮や代々木公園を訪れる海外観光客も盛んに写真を撮るなど注目が集まっていました。

12時、デモ出発。約70名のデモ隊が表参道方面に向けて進む道すがら、警備隊がズラリと列をなしてデモ隊を規制。その外側の車道と歩道、すなわちデモ隊の両側をマスク姿の公安が群れをなしてつきまとい、デモ参加者や取材記者・撮影者らを早く歩けと怒鳴りつけたり押したり、無断撮影したりとやりたい放題。

甚だしい場合は、横を歩く警官が足をぶつけてきた途端、別の警官に「蹴ってんじゃねーよ」と威圧される、背中を掴んだまま歩かされるなど、度を越した嫌がらせとしか言いようのない挑発行為が、デモ参加者に対し執拗に行なわれました。

そしてデモ隊が表参道交差点を左、外苑前駅方面に大きくカーブしながら曲がったところで事件は起こりました。コーラーをしていたCさんの脇にもびっしりひしめいていた警備の列がすっと開いたかと思うと、複数の公安がCさんを車道側に引き込み、そのまま路上に力づくでねじ伏せ、抑えこみ、車の行き交う交差点の向こう側まで引きずり連れ去りました。ほんの数分のことでした。

突発的に起こったあまりの事態に、次々とCさんに駆け寄ろうとするデモ参加者を警官隊が激しくブロック、大勢の通行人が見ている歩道側へあたりかまわず突き飛ばすなどしたため現場は大混乱、プラカードが破れる、ポールが折れるなどの物損も続出しました。

幸い怪我人はなく、現場で不当逮捕にみなで抗議の声を上げCさんの奪還を誓い、終着地の千駄ヶ谷区民会館までデモコースをきっちり歩き通しました。しかし到着は予定時間を30分以上超過し、「2020オリンピック災害おことわり連絡会」主催の集会開始時間に間に合わないなどの損害を被りました。これらはすべて警察による反五輪デモへの度を越した妨害の結果です。

デモから強制的に引き剥がされ、連れ去られたCさんは、現在、赤坂署に留置されています。容疑は公務執行妨害。新聞社3社が警視庁公安部発表を垂れ流し、まるでCさんが赤坂署の警備警官を暴行したかのように報じていますが、複数のデモ参加者が目撃した現実と、それはあまりにかけ離れています。混乱を作り出したのは紛れもなく公安警察であることも明らかです。

このでっち上げ逮捕によって、実際にCさんに対し行使された警察の暴力行為を正当化し、東京オリンピック反対運動の萎縮効果を狙う警視庁公安部と赤坂署の策動は、戯画的であるがゆえに悪質です。共謀罪などという、際限なく警察権力を増大させる悪法が国会提出されるこのタイミングでの、今回のCさん不当逮捕、反五輪デモ弾圧は、オリンピック批判が高まりつつあることを問題視し、何としても封じこめたい権力側が仕掛けた弾圧に他ならず、徹底的に糾弾されねばなりません。

Cさんは現在、黙秘権を行使し、たたかっています。わたしたちはCさんの一日も早い奪還と名誉回復を勝ちとるため、全力で救援活動に取り組んでいきます。Cさんとともにオリンピック弾圧に抗っていきます。全国、全世界からのご支援ご注目、そして力強い連帯をお願いいたします。

2017年1月24日

           オリンピック弾圧おことわり救援会


★オリンピック弾圧おことわり救援会 連絡先


救援会は、昨年2016年に起こったオリンピック弾圧、新国立競技場(オリンピックスタジアム)建設予定地・明治公園での野宿生活者強制執行にともなう大弾圧をたたかった「オリンピックによる野宿者排除を許さない 新国立競技場3.2-4.16救援会」を改称、より広範なオリンピック関連弾圧に対応する形で、新たな仲間も合流し再起動します。